一方で、グレインフェッドビーフは、最初はグラスフェッド牛として育てられ、その後にトウモロコシや大豆などの穀物を与えられるた牛のお肉のことです。特定の期間に穀物を食べることにより、肉の霜降り・風味・柔らかさが増します。
HORIZON FARMSではどちらをお選びいただいても、健康的かつ人道的にアニマルウェルフェアの考えに寄り添った農場のお肉のみを取り扱っております。
風味と味わい
牧草を食べて育つグラスフェッドビーフは、さっぱりとした風味が特徴です。部位にもよりますが、基本的には霜降りは少ない赤身肉のため、ステーキなどのお肉本来の味を楽しめる料理に向いています。一方、穀物などを食べて育つグレインフェッドビーフは霜降りが多く、バターのような豊かな風味が感じられます。脂と赤身の濃厚な味わいが好きな方には、グレインフェッドビーフをおすすめします。安定性
グラスフェッドビーフは、気候・天候・遺伝的構成・年齢などによって、風味が大きく変わる特徴があります。また、グラスフェッド牛は様々な種類の牧草を自ら選んで食べるため、四季を通じて味に変化がございます。グラスフェッドビーフを選択すれば、より自然の摂理に沿ったお食事を楽しむことができます。一方、安定した味と風味を好むのであれば、グレインフェッドビーフをおすすめします。グレインフェッド牛は、上質な肉質になるよう計画的に穀物が与えられます。それにより、グレインフェッドビーフなら安定性のある風味や味わいを感じることができます。いつ食べても変わることのない、贅沢な味をお楽しみいただけます。栄養素
グラスフェッドビーフとグレインフェッドビーフには、栄養面でもそれぞれ違った利点があります。グラスフェッドビーフはオメガ-3脂肪酸・ビタミンE・ビタミンAなどのビタミンが豊富に含まれています。一方、グレインフェッドビーフはチアミン・ビタミンB6・ビタミンB12などのビタミン、タンパク質とミネラルが多く含まれている特徴があります。グラスフェッドビーフの方がわずかに健康上のメリットが多いという研究結果もありますが、どちらも栄養価が高いお肉です。脂肪の含有量
一般的にグラスフェッドビーフは、脂肪が少なく飽和脂肪酸も低いヘルシーなお肉と言われています。一方、グレインフェッドビーフは脂肪が多く霜降りやサシが多く入っていることが特徴です。脂肪分の少ないヘルシーなお肉をお求めの方はグラスフェッドビーフ、ジューシーなお肉が好みの方にはグレインフェッドビーフをおすすめします。調理方法
グラスフェッドビーフは脂肪が少なく、加熱しすぎると硬くなってしまいます。そのため、柔らかい美味しいお肉に仕上げられる、ミディアムレアで調理していただくことをおすすめしています。一方、グレインフェッドビーフは脂肪の多いジューシーな霜降り肉です。焼きすぎても硬くなりにくいので、様々な料理にお使いいただけます。安全性
HORIZON FARMSでは、成長促進ホルモン剤や予防的な抗生物質を使用していない牧場や農場を厳選しています。そのため、グラスフェッドビーフとグレインフェッドビーフのどちらを選んでも安心してお食事を楽しむことができます。また、HORIZON FARMSのパートナー牧場・農場ではmRNAワクチン接種も行われていません。価格
グラスフェッドビーフは生産コストが低いので、お手頃な選択肢になります。こちらに比べると、グレインフェッドビーフは少々値段は高いですが、霜降りの入った贅沢なお肉なので特別な日にぴったりです。ご家庭での普段使いなら、より手頃な価格のグラスフェッドビーフをおすすめします。個人の好み
グラスフェッドビーフとグレインフェッドビーフを選択する上でもっとも重要になるのは、個人の好みや文化的なバックグラウンドです。グラスフェッドビーフの風味やヘルシーさを好む方もいれば、グレインフェッドビーフの贅沢な柔らかさとマイルドな味を好む方もいらっしゃいます。安心安全な食材を多く取り揃えているHORIZON FARMSなら、どちらの種類もお選びいただけます。免責事項:この記事の内容は読みやすさを考慮し、簡潔にまとめさせていただいております。さらに深く知りたい方は、ご自身でさらにお調べいただくことを推奨いたします。
この記事を書いた人: トゥーメ サム (HORIZON FARMS株式会社の創立者&最高経営責任者) 2010年より日本の食肉業界に携わり続けている。 |
脚注
1 http://www.paleoplan.com/wp-content/uploads/2014/04/Paleo-Paper-beeffed.pdf2 https://www.ciwf.org.uk/media/3758848/Nutritional-benefits-of-higher-welfare-animal-products-summary-of-keyfindings-2012.pdf