オーガニック認証
オーガニック食品は、政府や独立団体が定めた厳しい生産基準を満たし、認証を受けることで「有機」や「オーガニック」の表示をすることができます。 一方、非オーガニック食品は一般的な基準に従っています。これらの基準はオーガニック認証ほどは厳しくはなく、長期的な影響については考慮されていないことが多いです。そのため、短期的な安全性は保たれますが、長期的には私たちの健康や環境にとって重要なことを見逃してしまう可能性があります。1
栽培方法
日本では有機栽培や有機農業と呼ばれる栽培方法で生産されています。 合成農薬や化学肥料、遺伝子組換え作物(GMO)を使用せず、自然のプロセスや要素を活用することに重点を置いた栽培方法です。 輪作や堆肥化などの実践を通して、生物の多様性と土壌の活力の繁栄を支えています。 有機農業の素晴らしさは食卓だけではなく、農家、従事者、農村コミュニティ、動物、そして環境全体の健康にもよい影響をもたらします。 一方、従来型の農業では利益を重視し、コスト効率を維持することを最優先にしています。作物の成長を促進し害虫や病気から作物を守るために、合成化学物質や農薬、化学肥料に頼ることが多くなります。その結果、環境へ重大な影響を及ぼす恐れがあります。1
環境への影響
有機農業は環境に寄り添いプラスへ作用する農法です。 エネルギーの使用量を抑え、土壌の活力を育み、水質汚染を抑制し、多様な生態系の均衡を保ちます。 対照的に従来型の農業では植物の成長を促進するために化学薬品に頼ります。 この農法は資源消費量が多く、土壌の質を徐々に低下させていき、しばしば生態系の調和を崩します。 HORIZON FARMSは環境保護の精神を基に地球の生態系を守ることを使命とし、この志を同じくする農家や生産者とのみ結ばれています。7
栄養素の含有量
オーガニック食品は非オーガニック食品に比べて、抗酸化物質や必須ビタミンを含む特定の栄養素の含有量が際立って高いことが、研究により明らかになっています。HORIZON FARMSは、可能な限り自然の状態に近い環境から生まれた製品を提供することに誇りを持っています。 妥協なき品質への追求は、皆さんのもとに安心安全をお届けするだけではなく、美味しくて楽しい食体験をお約束します。2
残留農薬
オーガニック食品は、一貫して残留農薬の量を低く抑えています。 これは生産者がオーガニックの基準を守り、合成農薬を使用せずに生産をしているためです。 対照的に、従来型の農業では有機農業ほどの厳しい基準がないため、合成農薬や化学物質を使用することが許されています。 しかし合成農薬や化学物質が人々の健康と土壌の健康、双方に有害な影響を及ぼす可能性があることを認識する必要があります。3
保存料と食品添加物
オーガニック認証の基準では、合成添加物、保存料、着色料、香料を使用することが禁じられています。 この基準はオーガニック食品をより安全な選択肢であると際立たせるだけでなく、品質への信頼性を強化するものでもあります。 私たちはこれらの物質を一切使用していないことをお約束します。 一方、従来の食品はこれよりも寛容な基準のもとで製造されているため、添加物や保存料、その他の人工的な成分が含まれている可能性が懸念されます。3
抗生物質と成長ホルモン剤
オーガニック認証の基準として、抗生物質と成長ホルモン剤の使用が禁じられています。 抗生物質やホルモン剤は動物たちの成長を促進し、予め病気を防ぐために使用されますが、この選択は農産物の品質、人々の健康に害を及ぼす危険性があると危惧されています。 こういった潜在的な危険から人々を守るために存在している大切な基準です。 HORIZON FARMSは伝統的な手法に則って畜産業を営んでいる農家の方々と共にお肉を提供しています。 広々とした環境でのびのびと生活する動物たちは病気になりにくく、病気になったとしても感染が広がりにくいため、予防として抗生物質を投与する必要がありません。 HORIZON FARMSのお肉を選ぶことは、自信をもって食事を楽しむための安心感をもたらします。4,1
遺伝子組換え作物(GMO)
オーガニック食品は遺伝子組換え種子、家畜の遺伝子組換え飼料、遺伝子組換え原料等の遺伝子組換え作物を一切使用していません。 遺伝子組換え作物は成長が早く時間と価格を抑えることができますが、潜在的な健康リスクが考慮されていないからです。 一方、非オーガニック食品にはこの基準が設けられていないため、遺伝子組換え作物が使用されることがあります。 特にトウモロコシ、大豆、綿花などの作物に遺伝子組換え作物が含まれていることことを目にする機会は多いのではないでしょうか。 5,6
アニマルウェルフェア
有機農場の動物たちは、本来の生態や習性に従った自然な行動をとることができる自由な空間で育ちます。 広大な牧草地にて草を食み、環境負荷の少ない飼料を与えられ、快適で健康的な生涯を送ります。 こういった人道的な環境で飼育することは動物たちのストレスを軽減するだけでなく、動物たちが本来持つ活力と健康を維持します。 従来の畜産では、動物たちが自然な行動をとるには不十分で窮屈な生活環境で飼育されます。 また、抗生物質や成長ホルモン剤、遺伝子組換え飼料の使用が常態化しています。7
免責事項:この記事の内容は読みやすさを考慮し、簡潔にまとめさせていただいております。さらに深く知りたい方は、ご自身でさらにお調べいただくことを推奨いたします。
この記事を書いた人: トゥーメ サム (HORIZON FARMS株式会社の創立者&最高経営責任者) 2010年より日本の食肉業界に携わり続けている。 |
脚注
1 https://foe.org/wp-content/uploads/2021/01/Organic-School-Food_Appendix_E_flyer_final.pdf2 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20359265/
3 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7019963/
4 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6792142/
5 https://www.ers.usda.gov/data-products/adoption-of-genetically-engineered-crops-in-the-us/recent-trends-in-ge-adoption.aspx
6 https://www.usda.gov/media/blog/2013/05/17/organic-101-can-gmos-be-used-organic-products
7 https://www.researchgate.net/publication/361267165_Is_Organic_Food_Good_for_Health_and_the_Environment